これまで、多くの企業で副業は禁止されていました。
その事に対し、労働者も何の疑問も持たず、一社と労働契約を交わして働いて来ました。
ですが、時代は大きく変わり、現在では副業が推進されています。
先日、全日空でも、来年から他社との契約を従業員に認め、副業を解禁すると発表しました。
また、コロナの影響もこの流れに大きく拍車をかけ、リモートワークも珍しくない様に思える様になりました。
ここでは副業が推進される様になった経緯とコロナウイルスの影響から、どの様に副業を始めていくのかについて考えてみました。
副業が推進される様になった経緯
ではなぜ国や企業が副業を推進する様になったのか。
それは国や企業が国民の生活の保証ができなくなったからです。
元々年金は60歳から貰えるはずであったのが、65歳になり、今後は70歳になるかも知れないという状況です。
もう国は国民の生活の保証が出来ないという事で、企業に70歳までの雇用を努力義務として課しました。
一方、企業側は、終身雇用など出来ないという事を宣言し、リストラを始めています。
まだこの状況に気付いていない人も多く、行き場を失っても生活できる様にと副業が解禁される運びとなっています。
副業をすれば、いろんな事が学べて、本業にも活かせる事が有るかも知れないという事を考えれば、やらないよりはやった方が良い筈です。
その判断は正しいと言えますが、果たしてどれだけの人が取り組めているでしょうか。
国の財政と老人の人口を見れば、生きていく事ができるだけの年金は明らかに入りません。
その事にもっと危機感を持たなければならないのではないでしょうか。
なので、今後は副業をしていく事が必須となると言えます。
新型コロナウイルスの感染拡大による影響
また、新型コロナウイルスの感染拡大も大きく影響しています。
コロナの感染拡大を抑えるために国や自治体から緊急事態宣言が発令されました。
これにより、人々の外出の自粛意識が強まり、店舗に直接足を運ぶ人口が激減しました。
当然来店者数が落ち込んだ店舗では、どんどん売り上げが低迷し、一方で開店する事により発生する諸経費が大きな負担となりました。
その負担に耐える事が出来なくなった店舗では、人件費削減のためにリストラを余儀なくされたり、最悪の場合は倒産に繋がっています。
実際に大手チェーン店では店舗数の縮小が行われていますし、大企業であってもリストラが進んでいます。
身の回りでも、倒産する店舗を目にする事も珍しく無い様に感じ始めています。
この様な事態に危機感を持った労働者が、本業が駄目になった時のリスクヘッジとして副業を始めるという流れから副業人口が増加しています。
ではどの様に副業をしていけば良いのかという事を考えて行きたいと思います。
副業の始め方
副業するためにはどの様な事が必要で、どの様な準備をする必要があるのでしょうか。
私なりの見解をお話ししていきたいと思います。
副業をするための時間の確保をする事
労働基準法により、1日の労働時間は原則8時間と定められており、通勤時間などを考慮しても拘束時間は10時間ほどです。
24時間ある1日の残り時間は14時間で、睡眠に6時間使ったとしても、後8時間有ります。
自身の自由時間を4時間取ったとしても、4時間は副業をする為の時間が取れる筈です。
ではその時間を使ってどの様な事をしていけばいいのでしょうか。
小さくてもできる事を探していく事
副業をするとなると、何か新しい事をしようとしてしまいがちですが、その様なリスクを負う必要は有りません。
自分のスキルを使って出来る事から始めてみましょう。
例えばサイトを作る事が出来るスキルが有るのであれば、地域の個人経営店を回ってみてください。
サイトを持っていない店舗であれば、安価で作成交渉してみる事が出来ないでしょうか。
うまくいけばご依頼いただけ、信頼を得る事が出来れば、自分に出来る範囲での他の依頼などもいただけたりするかも知れませんね。
また、リスクの少ない新しい事をしてみても良いかも知れません。
サイトやブログを作り、アフィリエイトをする事も、初期費用を抑えて行う事が出来ます。
ウェブライティングや動画編集の需要もまだまだ有ります。
その様なスキルが無いのであれば、その4時間を使って勉強する事で、先ほどの様な事が出来る様になるかも知れません。
難しく考えずに、行動してみてはどうでしょうか。
副業に関するまとめ
以上、ここまで副業が推進される様になった経緯と、コロナの影響からどの様に取り組んでいくのかという副業の始め方についてお話しして来ました。
もちろん副業の始め方については、私の個人的意見であり、他にも様々な種類や方法が有ると思います。
そして、これからは本業をしながら、副業もしていく必要性は高まり、いろんな職を兼業する方が珍しく無い時代になっていくことは遠い未来では無いのでは無いでしょうか。
お付き合いいただき、ありがとうございました。
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